睡眠が取れず辛い!症状の原因と対処法について

涼しい季節になったのに、なかなかすっきり起きられない、起きても疲れてしまっている。などの訴えが良く聞かれています。
11月頃の今の時期に多いこうした悩みについて対処法などをお伝えしようと思います。

秋は1年を通して不眠しやすい時期です。

日照時間が徐々に少なくなる秋へと変化する時期は、睡眠のリズムが崩れてしまい目覚めに関する悩みの訴えを持つ方が多くなります。
脳内物質のセロトニンと呼ばれる物質の分泌が不足してしまうために日内のリズムが乱れてしまいがちです。
そのため、起きられないだけでなくトータルの睡眠時間が減少してしまっている事も多いため健康が損なわれてしまうケースも…

原因別に睡眠トラブルによる症状の対処法をお伝えします。

就寝や起床のリズムが乱れてしまっている場合

秋の始まりの時期に不眠や寝付きの問題を訴える方が多くなりますが、そういった方の多くが抱える問題は生活リズム(起床から就寝などの体内時計におけるリズムのことです)が乱れる事が原因の事が多いです。
主な原因は日照時間が減少し気温が変化する時期に自律神経が対応できないなどの不具合が生じることですが、その背景には生活上の負担が増える事、日々の疲労や夜更かしや徹夜など別の背景が重なっているパターンなどが考えられます。このような問題がある場合は「体内時計を整える」というアプローチが状態の改善に効果的です。

体内時計を整えるには朝、しっかり日光を浴びる事で睡眠と覚醒のリズムを整えて体内時計をリセットする方法が有効と言われています。
また、就寝前にブルーライト(スマートフォンやタブレット端末などから発生します)などの照明を多量に受けてしまうとメラトニン分泌が遅れて眠りの妨げになると言われています。寝室の照明を暗くして就寝前のスマートフォンの使用を控えるなどが睡眠の改善に効果的です。

睡眠時間が減少してしまっている場合

睡眠時間の不足によって不眠状態に陥るケースが多くみられます。
睡眠時間が不足しているため目覚めの悪さや、朝起きた時に疲れが残っている感覚が残り、日中も眠気を感じたり、頭重感やめまいを感じるケースもあります。

睡眠不足の目安となるのはおよそ6時間未満の睡眠状態で起こるとされています(厚生労働省 健康づくりのための睡眠ガイド2023 より)。
そのため睡眠状態の改善には6時間以上の睡眠を目安にした毎日の睡眠の確保が重要です。

日々を健康に過ごし楽しく秋冬の季節を過ごせると良いですね! 
なごみ訪問看護リハビリステーション相模原中央は皆さまの健康を応援します!